世界最大の大都市である東京は多くの人たちが住んでいるだけでなく、国内外の旅行者やビジネスマンたちがやってきます。そして、交通手段としてタクシーを利用する人が多いために、タクシードライバーの稼ぎも地方とは比べ物ならないくらい良くなります。このような東京のタクシーの事情もあって、東京でタクシードライバーへの転職を希望している人が少なくありません。特に、地元に住んでい東京の道路事情を熟知し、運転技術に多少なりとも自信がある人にとっては、悪くない転職先と言えます。
ただ、東京のタクシー会社に転職を希望する場合、面接を受けることになります。いくら東京の道路事情に詳しく、運転技術に自信があったとしても、面接で悪い印象を持たれてしまっては元も子もありません。一般の会社に転職するときのように面接はとても重要です。ではタクシー会社の面接では、一般的にどのようなことが尋ねられるのでしょうか。前もってその内容を知っておき、自分なりの答えの練習をしておくと本番でも安心ですし、自分を上手にアピールする場となることでしょう。ただ基本的に尋ねられることは一般の会社とそれほど大きく変わることはありません。自分の長所や短所、志望動機などです。この場合の注意点としては、短所を言うときはそれを克服するためにやっていることなどを合わせて言うのが大切です。志望動機についても、前の会社のネガティブなことを言うのはNGです。
面接で尋ねられる一般的なこと以外では、タクシー会社ならではのものもあります。それは事故歴や違反歴の有無です。極端に事故歴や違反歴がある場合は採用を断れる可能性がありますが、だからといって嘘をつくのもよくありません。過去5年間の運転履歴の提出を求められることもあります。一度事故を起こしたことがあったとしても、その後無事故無違反を続けているなら、特に問題はないでしょう。ゴール免許保持者ならなお安心です。また、健康問題や飲酒の習慣についても尋ねられます。お客様を安全に乗せて運転するわけですから、万が一のこともあってはならないことです。そのため持病がないかは必ず尋ねられますし、健康診断表が求められることも多いので嘘はつけません。会社についての印象や質問はないかなどが問われたときは、やはりポジティブな印象や質問をすると良いでしょう。特に何もありませんというような答えは、自社について何も考えていないような印象を与えるのでNGです。