タクシードライバーは乗客を目的地まで運ぶだけの仕事だと思われがちですが、現役ドライバーの口コミによるとそうではありません。乗客を安全に、且つ気分よく目的地まで運ぶサービス業だそうです。乗客にとって接客態度が悪いタクシーに乗ると気分が悪く、外れのタクシーだと判定し会社全体のイメージと評価を下げます。大切なのは乗客に対するサービス精神で、各タクシー会社でも接客に関する教育を充実させています。また、東京でのタクシードライバーの仕事は、体がきついというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。その理由はドライバーの多くが隔日勤務で働いているからです。隔日勤務とは通常昼か夜の8時間勤務を1日でこなし、次の日が休みとなる勤務形態をいいます。勤務時間は朝7時に出勤して翌午前3時までの勤務などが多いです。この勤務時間の間に3時間の休憩がありますし翌日が休みになり、さら公休という休みも加わります。月に12勤務の場合は19日が休みとなりますので、慣れてくれば特別体がきついとは思わなくなるそうです。また、タクシードライバーは隔日勤務だけではなく、通常の会社員と同じ昼日勤や夜勤勤務などもあります。
東京でタクシードライバーに転職するには、まず普通自動車第二種免許が必要となります。一般的に多くの人が持っている車の免許は普通自動車第一種免許です。二種免許を取るには、もう1度教習所に通わなければなりません。また、東京23区や三鷹市、武蔵野市でタクシードライバーになるには地理試験に合格する必要もあります。車の免許さえあればタクシードライバーになれると思っていた人にとっては、結構なハードルに感じかもしれません。しかし、多くのタクシー会社で一定期間勤務することを条件に二種免許取得の費用を負担してくれますし、地理試験合格までのサポートをしてくれますので安心です。
現役ドライバーの口コミでは、東京でタクシードライバーに転職する際に会社選びが重要だという意見が多くありました。会社によっては雇用や勤務形態も変わり、給与にも影響してくるからです。会社選びでのポイントは、まずは雇用形態や勤務形態、給与について自分の希望通りかを調べます。特に初心者に対して、勤務して何か月かは給料を保証してくれる会社もあります。また、二種免許を持っていない場合は、前述したように二種免許の取得費用や地理試験合格のためのサポートが充実している会社かどうかが重要です。さらに口コミでは、ドライバー同士が助け合っている会社かどうかが大事だという声も多くありました。歩合制が多いなかドライバー同士が助け合わずにいる会社もあり、そうした会社は転職したばかりの人には厳しいそうです。東京にはドライバーをグループ分けして班長などを決めて協力し合っている会社もあります。安易に決めずに事前に会社のシステムや見学に行くなどして慎重に決めましょう。